子育てに乗っ取られた40代
頑張りました
結婚したら、奥さんは家にいて、
家庭と子どもを守り、育むものだと子どもの頃から考えていました。
なので、結婚後はそうして自分の理想像に近づくべく頑張りました。
きっと、多くの30代、40代女性はみんなめちゃくちゃ頑張っていますよね。
私も
「頑張りました。」
とはっきり言い切れるくらい頑張りました。
さて、男女雇用機会均等法が施行され、夫婦共働きが当たり前のようになりました。
子ども3人を育てていたこともあり、
夫の収入だけでは、家計は本当に逼迫し
上の子どもたちが中学生になった頃には、うちは貧乏でした。
我が家の唯一の稼ぎ手の夫は、仕事の愚痴ばかりでした。
女だけど・・・
ご近所のご主人は、とても子煩悩な、二人の男の子のお父様でした。
上のお子さんが、うちの長女と同級生です。
いつもお子さんたちと一緒になって、
体当たりでぶつかっているというような方。
上のお子さんが高校生になった頃だったと思います。
そのご近所のご主人との立ち話で、そのご主人は、近々転職するんだとおっしゃいました。
「今までは、子どもたちには直接関わって育ててきたけれど、そろそろ直接的なものではなく、背中を見せていく頃だと思うんですよ。自分の仕事への向き合い方を見せて、何かを子どもたちなりに思わせるようなね。」
といった内容の事をおっしゃいました。
とても心に響きました。
夫の背中は、父親として、何を見せているだろう……
離婚した夫なので、あまりいろいろ書くのは控えます。
覚悟
私も一人の子どもにつき、一回は役員にならなければいけないという状況から
PTAに関わるようになり、段々と立場が責任のあるものに変わっていっていました。
元々はくじ引きで引き当ててしまった文化部長という役職でしたが、
ずるずるとPTA執行役員へ。そして副会長に。
やがて、地域の関連団体にも関わるようになりました。
国の施策で、子供の居場所づくりということで「放課後子ども教室」の立ち上げと運営
他にも、小学校施設開放管理者 等々たくさんの団体を牽引し、
たくさんの人たちから相談を受けたりもしました。
責任を負うとはどういうことか、
否応なしにしろ、やらなければならないことを引き受けるとはどういうことか、
そんなことを子どもたちに見せつけるかの如く、
そう。背中を見せる覚悟を決めていました。
そして、中学校のPTA会長まで引き受けることとなってしまいました。
その時の第一回運営委員会の挨拶です。
ここに引っ越してきて2年目、一子一回の委員、小学生の長男の枠
で、翌々年、小学校のPTA本部ですわ。
そりゃあ、強固な意志で拒否ることができる人もいる。
私には、できなかったんですよ。
だけど、行きがかり上のPTA活動を通して、出会わなかったはず
塾から帰る子どもが夜道で怖い思いをしないなら、
心地よい暮らしとか住みよい環境
将来を担う子どもたちを守る
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