書道を源とした新ジャンルアート|癒楽道(ゆらくどう) 癒楽道(ゆらくどう)のアート作品は、 パワースポット・アートです。

結婚指輪

 

自分の身に起こった幸せな出来事を

人に話すと・・・ねたまれる

物心ついた時からなぜかそう思い込んでいました。

 

かわいそうに……って同情される方がいい

無意識的にそんな風に感じていたと思います。

 

だから子どもの頃は

悲劇のヒロイン的なものに憧れていた気がします。

憧れが叶ってしまった若き日々でした(苦笑)

 

 

なので嬉しい出来事の話は

ブログに書くか?!と躊躇してザワザワします。

妬まれそう……と。

 

めちゃくちゃ大袈裟に言えば

そんなザワザワ感を感じながらも自慢話をするって

自分の固定観念をぶち破るわけだから。

でもね

自分の固定観念をぶち破るって

新しい世界を知るために

知らない幸せを知るためにすごく大事なこと……

 

 

結婚にまつわるエトセトラ

 

booと私は

まもなく入籍予定ですが

二人とも再婚だし

いい年なので

結婚式を挙げるわけでもなく

日常に紛れてシレっと過ぎることでしょう。

 

ちなみに若い人たちは

ちゃんと地味でも結婚式をした方がいいと思います。

最初の結婚の時に

結納とかなんだかんだの段取りは

嬉しい反面とても面倒だと思ったし

結婚式もこっぱずかしいなぁと思いました。

でも

なんだかそういう面倒なことなどを

一つずつこなしていくことで

自覚や覚悟みたいなものを感じて

社会みたいなものも感じたし

本当の意味で大人になった気がしました。

 

 

さて

 

 

今年の初詣で

東寺のお守り指輪をbooとお揃いで買って

なにげに薬指にはめていたので

結婚指輪みたいなもんだと思っていました。

 

booと出会って初めての誕生日に

何が欲しいか聞かれたので

「指輪」と言いました。

私はアクセサリー類の中では指輪が一番テンションが上がるし

好きな人から指輪をプレゼントされる

というシチュエーションに超憧れがあります。

 

その時にbooは

「指輪は結婚する時にちゃんとプレゼントする」

とサラーっと言って

私の要求に応じてはくれませんでした。

 

 

 

指輪にまつわるエトセトラ

 

……前回の結婚で

確かに婚約指輪とか結婚指輪は買っていただきました。

でも……なんていうか

常識にのっとって買うべきモンだから買いに行きましょうみたいな感じで

当時はもちろん嬉しかったけど

なんかちょっとプレゼントされた感が・・・あんまり

いや、その……ん……

 

 

結婚10年目で

あの頃スイート10ダイヤモンドなんていうのが

流行っていたけど

10年目に

私は自分の最後の貯金をはたくことで

離婚するという退路を断つつもりで

スリランカに伝わる御守りでもある

ナワラタナと呼ばれる指輪を買いました。

何度目かのもう一度頑張ってみようという決意でした。

……その約1年後

元夫は

「10年目に指輪をプレゼントするモンなんやてな。してないんかって言われた」

知人とのやり取りを話してきました。

そして私がしていたナワラタナの指輪代を

「生活費を工面して充てたらええ」と言ってくれました。

それで10年目の指輪をチャラにされたみたいです。

 

 

カルティエのトリニティリング

 

大学生の頃

明朗活発な元気キャラの友人の指に

ある日突然

ステキなリングが圧倒的な存在感を魅せていました。

「どうしたん?!それ」

思わず前のめりに食いついた私に

友人いわく

誕生日に母親から譲り受けたんだと。

 

その指輪は

お母様が若い頃に買ってもらった

カルティエのトリニティリングというもので

お母様は

娘が二十歳の誕生日を迎えたらプレゼントしようと思っていたものだそうです。

 

指輪自体にも一目惚れしたけれど

ストーリーに私はなんだかすごく感動して

いつか娘が生まれたら絶対そうしよう!と決めたのでした。

 

その後

私は結婚してまもなく女の子を授かりました。

あの日の決意はずっと心にあって

私の30歳の誕生日に

並行輸入品なのか少し安価ないろんなブランドものを扱っているショップで

憧れのカルティエのトリニティリングを購入しました。

プレゼントされたというより

元夫に買っていいよと言われて

家計をやりくりして買った感じでした。

もちろん当時は

元夫との間にちゃんと愛情はあったので

三連の重なり合ったリングは

それぞれに夫、私、娘の愛の証だと決めました。

 

憧れの指輪を

憧れのストーリーで

娘が二十歳になった時

私は夢をかなえて娘に譲りました。

 

 

・・・・でもね

あの指輪、初めて憧れた大好きな指輪だったので

娘に譲った後で

なんか喪失感で……(笑)

また欲しいなぁと思っていました。

 

 

ペアリング

 

元夫は指輪をしない人だったので

ペアリングとかの経験が私にはありません。

 

一昨年だったか

booとペアリングを見てみようと

ふらっとジュエリーショップを周ったことがありました。

ペアリングを買うなら

シンプルなモノというよりかは

年齢も重ねているし

それなりの存在感があるリングがいい

というのは二人とも共通の価値観でした。

 

共通の価値観ではありましたが……

 

私はそんなわけでどうやらやっぱり

カルティエのトリニティリングにこだわっていて

一番のお気に入りでした。

 

booはカルティエのトリニティリングには全く惹かれず

ブルガリのビーゼロワンがお気に召したようでした。

 

見せてもらったブルガリのビーゼロワンは

ちょっと幅が広かったり、派手めなもので

確かに存在感があるけど

年を重ねてきた指に

そしてこれからますます年を重ねる指には

圧が強すぎる気がしました。

booが気に入ったものとお揃いの感じのものは

自分には似合わない感じがして

よく考えてまた来ます……と店を後にしました。

 

 

BVLGARI  B.ZERO1

 

婚姻届を近いうちに出そうと二人で決めてから

booは「結婚指輪は買うよ」と言いました。

「東寺のお守り指輪してるし、別にもういいよ」と言ったけど

「ちゃんと結婚する時には買うって言ったから」と約束を覚えていてくれました。

こういうのって……やっぱりじんわりとうれしい。

じゃあ……そのうち。

一般的なシンプルなもので十分だと思いました。

老後に資金は取っておかなきゃいけないだろうし

以前のようなむさぼるような私の物欲は

最近とても穏やかになっていますから。

 

そんなある日のこと

全くの無計画にたまたま通りすがりに

前回とは違うブルガリのショップを見つけたので

ウインドショッピングのつもりで入ってしまいました。

 

店員さんに促され話しているうちに気が付くと

ソファーに二人で座っていて

前の店舗では見なかったビーゼロワンを見せていただけました。

その中に「あ……!」

心ときめく一目惚れのデザインと出会えました。

 

ずっと好きだったカルティエと比べてどうなんだろう。

違うステージに進むにふさわしい新しい出会いよね。

booはこのデザインの色味の違うものを気に入っているわけだし……と

ちょっと頭の中でぐるぐる考えました。

そうだ……カルティエのトリニティリングは過去よね……

 

booは「気に入ったんならいいやん」と言ってくれてましたが

お値段……お高いし

なにより今日は買いに来たわけじゃないし

「今日のところは……」とやんわり逃げようとしたところ

店員さんは「じゃあ、いつならいいんですか?」と

絶妙な強さで問いかけてきました。

・・・・・

こういうのが背中を押されるってことなんだ……

 

 

 

 

 

約1週間後に

オーダーしたものを受け取りに行きました。

 

結婚指輪
若い子みたいな綺麗な手じゃないけどね

 

 

 

ブランドの正規ショップは

やはり極上の接客でした。

貧乏人目線ですが

お箱や袋やリボンや一つ一つが無駄に贅沢。

そんな場所に足を踏み入れることさえないだろう

と思っていた頃から思えば

この状況は異世界です。

 

 

 

 

 

自分の固定観念をぶち破るって

新しい世界を知るために

知らない幸せを知るためにすごく大事なこと……

 

 

 

 

私……BVLGARIの指輪買ってもらっちゃった。

ペアリングだよ……

遠い日の憧れがまた一つ叶ってる。

 

 

 

素直に「boo……ありがとう」

 

 

 

 

 

 

 

 

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