書道を源とした新ジャンルアート|癒楽道(ゆらくどう) 癒楽道(ゆらくどう)のアート作品は、 パワースポット・アートです。

同じ轍は踏まない

年度替わりの頃

 

季節がゆっくりと進んでいます。

 

年度末がやってきて

そうこうしている間に新年度が始まる。

 

かつては

この時期はもうホントに

メチャクチャ忙しく過ごしていました。

黙々と作業して

バッサバッサと書類を上げながら

必要な報告がなかなか上がってこないのに悶々とし

家事をやらなきゃならない時間が来ると

イラッとする毎日。

それでも

終われば束の間の達成感はあったけど……

 

仕事と家庭

かなり一生懸命に頑張ったけれど

幸せじゃなかった原因はいくつかある。

 

あれはもはや遠い過去のこと・・・

 

 

川景色

 

 

 

 

自治会

 

私の住んでいるマンションは

結構古いマンションです。

建った当初から住んでいる方も多いので

必然的に住人の多くは高齢です。

複数の棟があり

マンションの住人だけでそれなりの自治会があります。

今どきではなく

昭和の慣習を踏襲した自治会だと思います。

 

各フロアで毎年順番に一人ずつ

お世話係的役割が回ってきて

いわゆる

その年の自治会の役員メンバーになります。

どこにでもある話です。

 

私がここに引っ越してくる時に

前の所有者の方から

自治会役員当番は終わったところだから

しばらく回ってこないと聞いて安心していました。

 

 

マンション

 

 

役員に当たっていなくても

3ヶ月に1回程度で

各フロア順番でアルミ缶当番があります。

この当番日には

同じフロアの各家庭から一人出て当番に当たります。

捨て方のモラル向上の意味もあって

集まったアルミ缶ゴミを一旦バーッと広げて

スチール缶や別のゴミが混ざっていないか等々を

チェックする作業で15分~30分程度もあれば終わる感じです。

 

 

 

アウェイ

 

昨年の10月末のことでした。

 

アルミ缶当番に参加して

一通り作業が終わって

「お疲れさまでした」の雰囲気になった頃

なにやらいつもとは違う空気感でした。

 

とは言え

そつなくその場に馴染んでいる雰囲気で

ぼんやりしていたら

どうやら話の矛先は私に向けられているようでした。

 

……?????

 

徐々に理解したその内容は

来年の当番に当たる人が

かなりの高齢で

体調も思わしくなくて

当番をこなすのは難しそうであると。

本来ならその次の人が当番に当たるのだけど

まだ当番をしていないお宅がしてもらえませんかという内容。

 

……え?私かよっ!

 

で、ふと気づく。

全員がその状況を把握して私一人がアウェイじゃないか。

 

まわりくどく世間話のように

状況説明されていたけど

みんなで

私だけに向けられていた話でした。

 

その後は言うまでもなく

「わからないことは教えてあげるから」

「私も引っ越してきて次の年にやったのよ」

「○○さん、もうかなりお年で気の毒でね……」

 

ここで「嫌です」なんて言おうものなら

とんでもない極悪非道な人間だと言わんばかりに

みんなが一丸となって

褒めるわ

攻めるわ

なだめるわ

励ますわ・・・・

 

「はい、やります」と言わなかったけど

そういう流れに呑み込まれて

うなづいていました。

 

別にやらないつもりはなかったのです。

そういう事情なら理解もできたし。

 

それにさ

こう言っちゃナンだけど

私ってかつては

そういう自治会的な

地域コミュニティのエキスパートみたいなもんよ。

だから急転直下で当番があたったところで

そうか……仕方ないかという感じだったはず。

むしろ、コロナ禍で行事なんかも縮小してるから

ラッキーくらいに捉えられたと思うの。

 

何が滅入ったかって

圧倒されてしまったのと

全員で追い込むみたいなやり方……

 

 

 

まぁ、ご近所さんたちの

最大限の気遣いだったんだと思うことにしました。

 

 

 

 

という出来事から

 

なるようになるさと

あまり考えもせず数か月が流れました。

 

 

 

 

新年度の役割分担

 

新年度役員の顔合わせという集まりが

先日ありました。

 

当然、知らない人ばかりでしたが

たまたま座った席の隣の方が

とても気さくな方でちょっとうれしくなりました。

 

各フロアの今年の代表がそれぞれ自薦他薦などで

会長、副会長、会計、書記、監査と

いくつかの部門?係に当たります。

 

昨年のあの追い込まれた出来事の際に

「○○係は大変だから避けた方がいい」等の

入れ知恵はいただいていました。

 

でも隣に座った方は

「大変だから避けた方がいい」

と聞かされていた係に

手を挙げると話されました。

その人にとっては

そういう作業の方が気楽で苦にならないということの様でした。

でも、長には絶対にならないわと笑って話してくれました。

 

なるほど……

 

 

 

進行役の方から

パソコンをお持ちの方いらっしゃいませんか?

と問われ

私は手を挙げました。

 

……手を挙げれば

その係になってしまう確率大なので

躊躇しましたが

ポンコツ脳にその時考えうるデータを瞬時で入力して

瞬時に判断してみました。

 

そうして私は書記になりました。

 

わからないことだらけの中

気を遣いながら

別のコミュニティに参加したり

行事の準備したり……

それよりも

私は淡々と作業する方が気楽かな

そう思いました。

 

 

 

それぞれの所属が決まり

その長を決める流れで

もう一人の書記の方も同じような身の上で

穏やかな方でしたが

長になることは頑なに拒まれました。

もちろん私も頑なな姿勢ではいましたが

あ……この人、絶対に曲げない人だという感覚がありました。

 

渋々引き受けると

なんだか急に

人懐っこくいろんな雑談を振ってきました。

え?……

でも、まぁペアを組む方だから円満な関係でいる方がいいか。

 

 

 

席に戻ると

絶対に長にはならないと言っていた隣の席の方が

苦笑しながら「引き受けてやったわよ」と言いました。

その人の視線を追って

「え!……そういうこと?」

とアイコンタクトで尋ねると

ニヤリとしながら頷かれました。

 

こういう役決め会あるある

「ゴネまくったり逆ギレする人がいる」

 

 

 

 

 

なんだかモヤモヤが

いくつもいくつも湧いてくる事がありました。

 

 

 

 

聞いて、聞いて

 

家に帰るやいなや

前のめりで話そうとする私を制して

booは「先に風呂入ってこい」と言いました。

それでも

口から溢れる言葉に「後で聞いたるから」と

かぶせてきました。

 

で、後から話してみても

聞く耳をあまり持たない雰囲気を出しまくるbooだったので

私は気持ちに蓋をしました。

 

 

蓋

 

 

悶々としたものを溜め込んでいくのは

私の昔からのいつものパターン。

 

元夫にもそうでしたし

家族や友人や仲間に対しても

温度差を勝手に感じると

受け入れられてないならもういいよと

いろんなものを吐き出さずに溜めてしまいました。

 

そうやって

溜め込んで溜め込んで

溜め込みまくって

大爆発するか病気になってしまう。

 

またこの繰り返しをしてしまうのか?ワタシ。

 

前の結婚では

私が働きだしたら離婚に繋がるよ

って結婚当初から言っていた通りに

私が社会的なところに加わり始めると

途端に「私」を主張したくなってくる自覚がある。

 

 

 

同じ轍を踏んでしまう…… 

 

この気持ちの折り合いを上手くつけなきゃ

また失敗する。 

 

気付けてるのは成長だけど。 

 

轍

 

 

 

こういうきっかけは

嫌だけど、必要なハードルで

チャンスなんだってことは

今の私にはわかります。

 

もう一度チャレンジする機会がやってきてるんだわ。

 

 

 

実は、今の私は

あまりにも外との関わりがないから

ちょっとだけ働きにいこうかと考えることがあって

でも耳が聞こえにくくなっちゃてるし

もうその仕事で

何らかの成果を上げようなんて気持ちはないから

パソコン入力の仕事みたいなのがいいな……

と思っていたところです。

 

そういう意味で

 

社会から距離を置いている私が

小さなコミュニティに属するきっかけとして

自治会の当番にあたり

収入にはならないけれど

やってみようかなぁと思ってたことで

お役に立てそうな役になれたってことは

願ったり叶ったりで

見方を変えれば

夢がまた叶ってるってことかもね。

 

 

 

あ…… !

 

自治会の顔合わせに行ってる間に

booは残り湯だけど

すぐお風呂入れるようにしてくれていたし

出すだけとは言え

夕飯の段取りもしてくれてたのに

 

私は自分の話を聴いてもらえないとか

この先、大丈夫なのかとか

モヤモヤしてばっかで

感謝するところに至らなかった!

 

わわわわわ…… 

 

こういうことよ。

「私」が強くなると、自分しか見えなくなっているのよ。

 

 

忙しかった、大変だったアピールをしたくなる気持ち

不満や不安な気持ち

ほれ、私スゴイでしょみたいなアピール

……これが承認欲求だとしたら。

 

他人に認められなくても

大丈夫な気持ちに至るには

自分が自分を満たせればいいんだよね。

 

 

私が幸せな気持ちに満ちる為には……

 

忙しくしないこと。

余裕を持つこと。

 

 

 

忙しい思いをした時こそ

一旦、線を引いて

無になってから切り替える。 

 

前のめりに話そうとする時って

「私」が全面にバーンと出る時だもんね。

一旦、落ち着けってことか。

もしかして

booはそれを暗に教えてくれてたのかなぁ……

 

 

 

忙しかった、大変だったアピールをしたくなる気持ちも

とにかく一旦、無になってから

をやってみよう。 

 

 

 

 

 

もう同じ轍は踏まない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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