書道を源とした新ジャンルアート|癒楽道(ゆらくどう) 癒楽道(ゆらくどう)のアート作品は、 パワースポット・アートです。

いい人 いい親

いい人をやめる

 

40代前後だったか……

鬱だと診断されたことがありました。

 

人と会うだけで

意味もなく涙が止まらなくなったり

とんでもない病んだことを考えてしまったり

挙げ句の果てに

体にもおかしな症状が頻発していました。

 

当時は

夫が単身赴任となって

酒びたりのような義父と

小さかった子どもたちとの暮らしで

心と体が悲鳴を上げていました。

っていうか

何より私が完璧主義だったからなんですけど。

 

その頃に救われたのは

曽野綾子さんの

「いい人をやめると楽になる」

という本でした。

 

それからは

いい人をやめようと思っていました。

 

でも実際のところ

社会生活を送る上で

いい人を完全にやめるなんて

案外難しいですよね。

 

40歳半ばぐらいから

専業主婦じゃなくなり

働きに出るようになってからは

やっぱり否応なく

外の顔を持つようになった気がします。

 

さて・・・今は

数年前に

boo以外に誰も知らない街に引っ越してきて

新たな職場で築いた人間関係も

一昨年の離職で縁遠くなり

人を避けたかった上に

このご時世もあり

縁が途絶えています。

私が他者と繋がっているそのほとんどが

今はネット上です。

良くも悪くも

外の顔を上手に使いこなすことからは

距離を置けるようになりました。

 

年を重ねたせいか

いろんなことが億劫にもなってきました。

それは悪いことばかりじゃなくて

他人に良く思われようと

無理をするのも自然と億劫になりました。

無駄に頑張らなくもなってきました。

そう……いい人をやめるとかも

どうでもいい感じになってしまっています。

 

離職以降

そうやってゆっくりといろんなものが

リセットされたような気がします。

 

結局

いい人になろうとしても

いい人はやめるとしても

重ねてきた一つ一つが

人としての深さとして滲むものですね。

それがいい人として映されるのかどうかは

どう生きているかってことね。

 

 

いい親をやめる

 

子どもたちはもう成人していますが

お金のことを

何も教えてやっていなかったからか

貯蓄とか保険加入とかに無頓着だし

未だに親を頼ってくるところもあって

助けてやらなくちゃと思ってしまいます。

 

私はもう安定収入のために雇われることは

辞めたはずだけど

子どもたちを応援しなきゃいけないから

また雇われるか……と思うことすらあります。

 

ポン!とお金を出してやれない

そんな無力な自分を

情けなさと惨めさでいじめながら

へこんだりします。

 

子育てには一生懸命に向き合ってきたけれど

今になって

平たく言うと「私、ダメだった!」と

あの頃をぐしゃぐしゃっとしてポイしたくなります。

その罪悪感もあって

未だに

いいお母さんになろうとしてしまう自分がいます。

 

売れない芸人のお母ちゃんとか

ボロボロになりながら

子どもにお金を送り続けてる人もいるもんね。

 

だけど

親になってしまったら

もう自分の好きに生きられないのかなぁ。

親はずっと

いつも子どもを支え続けなきゃいけないのかなぁ。

 

 

あ・・・もしかして

私……子どもに対してまで

いい人でいようとしているのかも。

 

いいお母さんでいなきゃいけないって。

 

いやぁ……でも、やっぱり

いいお母さんでいてあげなきゃ駄目だよね。

 

 

子どもたちは成人して

それぞれに模索しながら

自分の人生を生きていますし

自分で生きていかなきゃいけないんです。

 

子どもたちが

かけがえのない存在であることには

何ら変わりはない。

 

だけど

 

いいお母さんになろうとするのはやめようって

思えてきました。

 

 

私自身が、ある時期まで

自分の親に対して

いい感情を持っていなかった頃って

極端に言えば

「親のくせに・・・」

そんな感覚をどこかに持っていたような気がします。

 

そして

親の悪い部分だけを

ずっと自分の中の言い訳として

振りかざして

上手くいかないことは全部

心の奥で

親になすり付けていたと思います。

 

あれからいろいろ経て

 

親って

生んでくれただけで

感謝すべき存在だと思えるようになりました。

その上に

自分で何かしらできるようにまで

育ててもらえたんだから

もう十分すぎるくらいなんですよね。

 

それ以上にまだ望んで

助けろや!親なんだから・・・

と思ったりしているとしたら

それは

「人生でしっかり揉まれなさい」

ってことだと今は思います。

あなたが苦しんでいることって

そこに問題があるわけじゃないのよ。

 

親の良い姿も悪い姿も見せてもらって

それをどんな風に活かしたかで

現状の自分があるのだと思えます。

 

これからの私が

どんな生き様を晒すのかはわからないけど

子どもたちには

この姿を見て

自分たちの人生に活かしていきなさい

そんな思いに至っています。

 

限りなく素に近い私をさらして……

 

 

 

だけど愛してるんだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「癒楽道アート」として作品を作り、販売しています。
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