春を遊ぶ
目次
ひさかたのひかりのどけき春の日
昨日はとてもいいお天気でした。
そうだ、午後からは出かけよう
たまには
少しだけでも
日差しを浴びなくちゃ……
そう思いながら
午前中にやるべきことを片付けました。
髪の色は移りにけりな
白髪を目立たなくするために
少しブリーチをかけて
少しだけ色を入れてもらっていますが
今回は色味が既に落ちてしまって
どうにも華やがない
もうすぐ春なのに……
ちょっとだけ
市販のカラーリング剤で
染めてみよっかな~
と衝動的な出来心が
数日前から
ちょいちょい湧き上がっていたので
まずはドラッグストアに
立ち寄りました。
アッシュブルーの
カラーリング剤を掴み
カラーサンプルを見ると
かなり明るい髪色の人は
素敵なアッシュブルーに
染まるみたいだけど
暗めの髪色は
ぼんやり黒っぽい感じになるようです。
目線をそらした先には
ネイビーブルーがあって
そちらは暗めの髪色でもブルーが
透けて見える感じでした。
こっちかな
とアッシュブルーを棚に戻し
ネイビーブルーを買いました。
その時の私をアニメ化したら
頭のあたりから出ている
吹き出しに
音符が書かれているような
そんな感じでした。
春の園 ひねもすのたり
気分も上がったので
行ってみたいと思いながら
一度も行けていない
園芸店に行こう
と決めました。
フラワーベースが空いたので
そこに新たな観葉植物を
飾りたいと思っていたからです。
母親は
花瓶にややお高めの造花を
たくさんイイ感じに入れて
部屋のあちこちに飾っていました。
もちろん母の今の居室にも
持ち込んではいますが
概ねは処分しました。
少し残した私の好みにあった物は
ガラス製のこじゃれた大きめの
フラワーベースに入れて
インテリアとして
ずっと置いていましたが
ここ最近
私の中にやってきている
春の断捨離キャンペーンで
思い切って処分しました。
かなり色褪せて
それがかえって
シックな色合いになっていると
解釈していましたが
埃っぽいにおいがして
この造花のあった暮らしの景色は
終わりにしよう
と思えました。
そんなこんなで
お気に入りの
こじゃれたフラワーベースが
空いたわけです。
到着した園芸店は
外から見るより
かなり奥行きがあって
可愛らしい春の花々が
たくさん売られていました。
ヒュッテのような建物の中では
ちょっと変わった観葉植物も
数多く売られていました。
お目当ては観葉植物でしたが
お天気の良さと
色とりどりの花の色に魅せられて
しばらくは店内の外スペースを
ゆっくり散策していました。
その場所は駐車スペースと隣接していて
駐車スペースに一台の小型の旧車が入ってきて
中からおしゃれな老夫婦が下りてきました。
お花を見ていた
若いカップルの女子が
見て見て~という感じで
男子に話しかけていましたが
男子のほうは
旧車に目が完全に釘付けでした。
女の子はお花が好きで
男の子は車が好き
という昔の構図のようでもあり
ちょっと笑ってしまいました。
私は確かにお花が好きですが
コックピットのように
機械のスイッチが
たくさん並んだ光景を見ると
昔から
なんだか尋常じゃなく
心拍数が上がるような
興奮状態になります。
今のジェンダーレスな考えが
広まる前から
女の子だからお花が好きとか
一括り的な表現に
とても違和感を感じていた方なので
逆に古典的なその風景に
微笑んでしまったのかもしれません。
そんな時間も楽しみながら
日光浴を兼ねたお花の物色を
心の中で鼻歌を歌いながら終えて
お目当ての観葉植物の売り場に
行ってみると
空いているフラワーベースに
似合いそうな植物と出会えました。
置ける場所に心当たりがないけれど
手に入れたいと思う植物も見つけて
買っちゃおうか
と散々迷いましたが
それは
次回のお楽しみにすることにしました。
お天気はいいし
欲しい物にも出会えたし
久しぶりに……
そう、アニメ化したら
舞いしきる花びらの中
スキップしているような私
がいました。
帰りに駐車スペースの旧車を
シレっと眺めてやろう
と企んでいましたが
おしゃれな老夫婦は
既に帰った後でした。
その旧車が止めてあった隣の
軽四の車中に
さっきの若いカップルと
可愛らしい犬が乗っていました。
・・・あ
そうだったのか。
旧車じゃなくて
自分の犬を見てたんだ
と気づかせる場面が目に入りました。
その時の私をアニメ化したら
額からたらりと一滴の汗が
流れている
そんな感じでした。
月は東に日は西に
さて
買ってきた観葉植物は
空いていたフラワーベースに
よく似合いました。
でも
鉢の高さが高くて
にょきっと感が否めません。
フラワーベースに合うものに
植え替えた方がよさげです。
そして
染めてみた髪色は
びっくりするくらい不自然な
真っ青です。
その時の私をアニメ化したら
顔面に縦の線が複数入っている
そんな感じです。
現状を楽しみながら
別の視点で私を楽しんでみた
そんな春の日でした。
書道を源とした新ジャンルアート|癒楽道(ゆらくどう)
癒楽道(ゆらくどう)では、書道を源とした新ジャンルのアート
「癒楽道アート」として作品を作り、販売しています。
独自の作品による幅広い感情の表現だからこそ、作品によって、
見る人によって感じ方は異なります。あなたにしか感じられない
何かがあれば、それはきっとあなたに必要なアートになるはずです。
前を目指す方におすすめしたいアートです。
屋号 | 癒楽道(ゆらくどう) |
---|---|
住所 |
〒664-0028 兵庫県伊丹市西野 |
営業時間 |
10:00〜19:00 定休日:土・日・祝日 |
代表者名 |
癒楽道hiro |
info@yurakudou16.com |