感性の違い
感じ方の違いは
価値観の違いともいえます。
いろんな感じ方を
一旦、自分の中で咀嚼してみる
というのもおもしろいものです。
目次
小さなアート
病院で処方箋をもらって
薬局に立ち寄ると
私と同年代くらいの女性が
壁に飾られた小さな絵にくぎ付けになっていました。
私の目には
そんなに心を動かされるような絵には見えませんでしたが
その方にとっては
何かとても惹かれるものがあったのでしょう。
なんだかとても
満たされているようなお顔に見えました。
きっと薬局を出られた後も
その絵の余韻を味わっておられたのではないかと
思います。
その絵ではありませんが
一見、よくある風景画なんだけれど
その風景に描かれている
例えば
家とか、うっそうと茂る草とか
そういう小さな部分に
なんだか魅せられて
イメージを膨らませていくということは
私には結構あります。
一本の木
前に住んでいた家のベランダから
木が見えました。
これといった特徴もない普通の木です。
でも、窓の外から
家の中が見えにくくなるという恩恵があり
私の側からは借景として
その木が織りなす木漏れ日を見るのが好きで
その木が生い茂ってくれるのが
とてもありがたかったのです。
でも年に1度
その木は丸坊主にされてしまうのです。
近所の高齢者さんの一団が
伸びた枝葉を刈り込む作業を
請け負っておられました。
悲しげに見つめていた私に
「暗かったじゃろう」
と誇らしげに声をかけてくださる
おじいちゃま方に
余計なことをしやがって!
とは言えません。
「ありがとうございました」
と嘘つきにならざるを得ませんでした。
雑草
地域の清掃の時。
私は少し雑草が生えている感じが好きで
特にちょこっと花が咲いていたりすると
かわいいじゃないですか
それで
そこはむしり取らないでいると
草むしりに手慣れたおばちゃんが
「あんた、綺麗にむしらんと!」
と言いながら現れて
ブチブチブチッと。
殺風景な土だけの路面になるんです。
おばちゃんは
「ほれ!すっきりしたやないの」
そういう感じ方もあります。
グルメ
B級グルメ好きの知人が
勧めてくれるお店は
店の中の雰囲気も味も
最高だそうですが
その方が勧めてくれたお店に行って
幸せな気持ちになれたことは
一度もありません。
たまに、イマイチだったことを伝えると
「あんたは高級品しか、口に合わんと思ってる」
と言われましたが
立ち飲み屋のつまみが
おいしいと思ったこともあるし
脂ぎった中華屋さんの餃子で
満たされたこともあります。
まさに感性の違いよ。
仕事
私はみんな仕事なんて
座ってしたいものだと思っていました。
ところが
介護の現場で働いていた頃
仲良しの友人たちは
「じっとしてるのは苦痛や」
といってガシガシ働くのです。
なので、たまに
研修の感想を2、3人分請け負って
それをやる代わりに
私の仕事をやってもらっていたりもしました。
WIN WINでええやん
と思っていましたが
時々バレて上司に小言を言われました。
あくまで立場上の小言です。
得意分野で能力を発揮することはいいことですから。
新婚さん
職場の若いメンズが結婚をして
数か月後に
愚痴話を聞きました。
奥さんの趣味のインテリアが
ほぼほぼピンク色で
やたらマイメロちゃんらしい
そのメンズは
モノトーンのスタイリッシュな感じが好きらしく
家に帰っても帰った気がしないと。
最初のうちは
それで機嫌よく暮らしてくれるならいい
と思っていたし
どちらかが折れなければと思ったから
それで良しとしたけれど
なんだか不満がわいてきていると。
「一部屋だけでも自分好みにしてもらったら?」
「今1LDKやねん」
「じゃあ、トイレだけとか。自分の好みのものの良さを
知ってもらった方がいいんじゃない?」
数年後・・・
そのご夫婦はアウトドアに目覚め
それぞれに好みが変化したようです。
ファッション
50代の前半だったか
一時、ちょっと変わった形の服が好きでした。
一生、きちんとは、たためない感じの。
いわゆるモード系というのでしょうか。
しかも黒色が好きで
たまにそれを着て
ヘアサロンとかに行こうものなら
アパレル関係の仕事をしていると思われたり
アバンギャルドなヘアスタイルを勧められたりしました。
その時は
その個性的な自分の感性が
気に入っていた頃です。
人とは違う感じ方を
自分だけのものとして
にんまりしていたのが
楽しかったかもしれません。
それで
たまに共感されたりすると
また違う楽しさがありました。
インスタグラム
私もインスタに作品をあげるようになって
自分がこれはいいと思ったものが
いいね!が少なかったり
逆のこともあったりで
人の感性の違いを日々感じます。
私の場合は
これを描きました!というような
強い主張があるものではないので
自由に見て、感じてもらえることが
とてもありがたいと思っています。
自分だけの感性を磨き倒して
光を放ってほしいと思っています。
感じ方は人それぞれ
感じ方は
人それぞれ違うからこそ
共感という喜びもあれば
知らない価値を知る
という喜びだってあります。
共感していたって
微妙な違いがあって
一緒だ~
と盛り上がってみたけれど
よくよく話していると
あれ?なんか違うなんてこともあります。
一方で
自分だけの感性を
自分だけで存分に味わい尽くす
そんな幸せもあります。
人それぞれの感性の違いは
魅力的で仕方ないです。
よく相槌的に
「有り得へんわ~」
と言いますが
その有り得へん感じがある
ということにも興味津々です。
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屋号 | 癒楽道(ゆらくどう) |
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住所 |
〒664-0028 兵庫県伊丹市西野 |
営業時間 |
10:00〜19:00 定休日:土・日・祝日 |
代表者名 |
癒楽道hiro |
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