年の始め
改めまして
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
目次
お正月
どのようなお正月をお過ごしだったでしょうか。
私はコロナ禍を味方につけ
ほぼ自宅でゆっくりまったり過ごしていました。
お笑い番組も観ました。
箱根駅伝も観ました。
だけど
どれも途中から
うとうとしてしまい
オチがわからないままだし
創価大が駒沢大に抜かれた瞬間も
見ておらず
どういうこと??????みたいな
まぬけた時間を過ごしました。
以前に比べれば
たくさん食べれなくなっているにしろ
食べては
テレビを見ながら居眠りして
おそらく
体重は増えていると思われるので
しばらくは
体重計に乗るのはやめておきます。
こんな怠惰な年末年始は
生まれて初めてでした。
始動
カレンダーは
1月4日が月曜日という
厳しい現実なので
4日、始動しました。
とは言え
働きに行くことを辞めた私は
まずは
定期の受診に出かけました。
道も病院も
思っていたほど混んでいませんでした。
病院の待合室は
換気のために窓を開け放っているので
寒かったですが
外に出て
日なたを歩くと暖かくて
心地よい空気でした。
なので
年末年始に行けていなかった
booのご先祖様のお墓参りに
行くことにしました。
booのご先祖様のお墓は
なんと
大阪の四天王寺にあります。
四天王寺は
通天閣やあべのハルカスの近くで
都会の中にありますが
ドーンと
五重塔が圧倒的な存在感を示しています。
それに追随するかのように
四天王寺の界隈には
たくさんのお寺もあります。
とても広くて
見どころはたくさんあります。
いつもは
お墓参りして
ちょいちょいフリマとかしてるので
それを見ながら
サクッと回って帰る感じですが
人も思ったほど多くなくて
暖かい日差しが心地よかったので
ゆっくり散策することにしました。
四天王寺
例によって
超~ざっくり説明すると
昔々
歴史で習った物部氏と蘇我氏
この両氏の戦いで
蘇我氏が負けそうだった時
蘇我氏側だった聖徳太子さんが
「勝てたらお寺建てますからぁ」
と願をかけて
見事勝てたので
約束したお寺を建てました。
それが四天王寺ってことのようです。
聖徳太子さんが建てたお寺は
法隆寺とこの四天王寺ですが
四天王寺は
戦争や災害で焼失してしまって
再建されたものだそうで
そのため
法隆寺ほど認知されていないとか。
とはいえ
忠実に再建されており
それはそれは立派なお寺です。
ちなみに・・・
聖徳太子さんって
実は社会福祉のパイオニアなんですよね。
聖徳太子さんは
四天王寺の境内に
身寄りのない人や親を亡くした子供たちの為に
今でいう施設を作って無償で支援されたそうです。
なので
今でも四天王寺福祉事業団として
学校やら病院、老人施設などの
施設運営をされていますが
そんじょそこらの金儲け主義で始めたものとは
わけが違うんですよね。
さて
そんな四天王寺を
ゆっくり散策してみましたといっても
とてもじゃないですが
全部は見て回れませんでした。
いつもは素通りの
中心伽藍を拝観しました。
大人¥300で見ごたえありました。
四天王とは
持国天・増長天・広目天・多聞天だそうですが
四天王寺のご本尊は
救世観世音菩薩で
中心伽藍の金堂で拝観できました。
この救世観音は
聖徳太子がらみでないと出てこない観音様です。
諸説ありますが
法隆寺の救世観音については
ちょっと怖いものもあります。
今日はその話はしません。
金堂内は薄暗くて
壁面には
聖徳太子さんやお釈迦様の一生の
見事な絵が描かれていました。
聖徳太子誕生の絵があって
途中から
お釈迦様の一生の絵になって
なんで??聖徳太子さんは?
と思いましたが
あとから
聖徳太子は
日本の仏教の祖といわれているから
仏教の生みの親のお釈迦様が
描かれていたわけだと気づきました。
絵には
丁寧な説明が書かれていましたが
理解するにはハードルが高かったです。
伽藍を回る中で
中門に大きな仁王像があることを知り
後から表に回って見上げました。
有名な奈良の東大寺の仁王像に
次ぐ大きさだそうです。
金色の灯篭
ここからちょっと下世話な話。
中心伽藍の回廊には
たくさんの
金色の灯篭が吊り下がっていました。
灯篭の側面には
梵字があしらわれており
美しい筆文字で
亡くなられた方の名前や戒名
願い事が書かれているものもありました。
底の部分には
それをお供えされた方の名前が書かれていました。
こうやって供養してもらえたり
お願いごとの成就を祈ってもらえるんだ
と興味を持って
調べながら見て回ると
中心伽藍の回廊の灯篭は
永代奉安料 23万円
そういうのが
いろんな場所に
結構いっぱいあって
灯篭だけではなく
仏像もあったり
五重塔には
五重塔の形の位牌の同様のものがあり
こちらは
位牌(大)15万円
位牌(小)1万円
見た中で
一番高額だったのが
亀井堂の永代奉安吊灯篭
80万円
・・・・・
でした。
「儲けたらぶら下がりたいね」
「ぶら下がったらアカンやろ」
「即身成仏で……」
そんなバカみたいな会話をしながら
灯篭の市場調査を終え
帰路につきました。
初詣に思う
結果として
初詣は四天王寺となりました。
歴史に触れ
混迷の世の中を救った仏教に触れ
有事にさらされている今を
俯瞰的に感じてみることができました。
一切皆苦
人生思い通りにはならない
諸行無常
すべては移りゆくもの
諸法無我
すべてのものは繋がっている
涅槃寂静
安らかな心を持って生きる
思い通りにはならない人生、世の中。
それは常に変化し続けています。
その変化は
すべて原因があって
結果につながっています。
世の中のすべてが
お互いに関係しあっているのです。
出発点は心!自分の心!
そう私なりに
読み解いてみました。
四天王寺は
度重なる戦火や災害で
焼失しながらも
見事に復活し
今なお荘厳に存在しています。
苦難に満ちた今を乗り越え
人々がまた
元気に笑いあえる日が来ることを
予感させてもらえそうな場所です。
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