書道を源とした新ジャンルアート|癒楽道(ゆらくどう) 癒楽道(ゆらくどう)のアート作品は、 パワースポット・アートです。

女の美意識

 

母の教え

 

私の母は

 

私に何か説教をするときには

 

 

自分の母親

 

つまり

 

私の祖母の言葉を伝えることが

 

ほとんどでした。

 

 

 

 

必ずのように

 

「ばあちゃんもよぉ言うとった」

 

と引用を明らかにしていました。

 

 

 

 

ばあちゃんからでなく

 

母自身の思いとして

 

私に伝え続けた数少ないことの一つが

 

 

 

「必ず化粧をしなさい」

 

 

 

 

化粧

 

 

 

母自身、毎日きちんと化粧をしていて

 

それは生涯そうなんだろう

 

と思っていましたが

 

 

 

母のモチベーションの全ては

 

父の存在でしたから

 

致し方ないのかもしれませんが

 

 

 

父が亡くなり、認知症が進み

 

今は毎朝の洗顔も怪しい感じです。

 

 

 

 

 

 

 

母の教えもさることながら

 

 

父からも

 

身なりはちゃんとしなさいと

 

しばしば言われました。

 

 

 

 

 

しかしながら

 

 

 

うちの両親は

 

ちょっと逸脱していたと思います。

 

 

 

 

 

中学時代

 

私が中学生の頃

 

 

一般的に

 

セーラー服に革製のカバンという

 

スタイルが主流だった時代かと思います。

 

 

セーラー服 学生カバン

 

 

 

 

私の通うことになった中学校は

 

市内屈指のいわゆる不良の多い

 

荒れた中学校でした。

 

 

 

 

 

 

その頃の私は

 

 

おしゃれに無頓着

 

というわけではなかったけれど

 

 

流行りを追いかけるタイプ

 

ではありませんでした。

 

 

 

 

なので校則に準じるつもりでいましたが

 
 
 
 
「流行りにもっと敏感になりなさい」
 
と言って
 
 
母は勝手に
 
セーラー服は
 
ウエストシェイプした感じに作り替え
 
スカートの丈の長さも変えてくれました。
 
 
 
「小綺麗にして行きなさい」
 
と薄化粧もするように言われ
 
 
私はその頃から
 
薄っすらアイラインに
 
ほんのり色づきリップを
 
施すようになりました。
 
 
 
 
今でこそ
 
小学生でもプチプラメイクを楽しむ
 
という風潮になりましたが
 
 
 
 
当時は
 
 
お化粧なんて社会に出てから
 
 
という感覚でした。
 
 
 
 
 
 
 
一方で父は
 
「女の子が大きなカバンは格好悪かろう」
 
とカバンを潰してくれました。
 
 
 
 
 
 
 
明らかな校則違反でした。
 
 
 
 
でも私……
 
 
大人の事情が分かるヤツだったからか
 
なんなのかはわかりませんが
 
 
先生からの信頼はあって
 
 
 
アイツはええんや
 
という感じで制服検査もスルーできて
 
おとがめなしで
 
 
護身用ナイフを持っていることが
 
バレた時もなんも言われませんでした。
 
 
 
 
友人たちも
 
普通なら
 
なんであいつだけっ!
 
という感じになりそうなものですが
 
 
 
ブツブツ言ってる子もいたみたいだけど
 
 
なぜかそういうモンなんだと
 
納得されていた感がありました。
 
 
 
 
ちょっと異質なポジションだったとも
 
思います。
 
 
 
真面目な友達も多かったし
 
不良と呼ばれている子の輪の中にも
 
ちゃっかりいたし。
 
 
 
 
 
 
 

 

話はそれましたが

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで

 

 

 

 

 

良くも悪くも

 

 

 

おしゃれ推奨家庭の教育を受けて

 

育ちました。

 

 

 

 

 

 

 

とは言え

 

 

 

裕福でもないのに

 

裕福ぶって浪費していた

 

両親への反発心は

 

ありました。

 

 

 

 

 

教えを守る

 

 

結婚してからも

 

私は母の教えを守り

 

 

お出かけしなくても

 

ちゃんとお化粧をしていましたし

 

 

 

ファッションにも

 

興味を持ち続けました。

 

 

 

ファッションアイテム

 

 

 

40代は

 

アンチエイジングに邁進していました。

 

 

 

「顔のたるみは頭皮からっ!」

 

とか言いながら

 

 

 

どこぞの宗教団体の

 

ヘッドギアのようなものを

 

毎日被って

 

頭皮マッサージをしたり

 

 

 

 

 

 

泥のように疲れ果てて

 

居眠りしながらも

 

 

美顔器を顔に押し当て

 

お手入れしたりしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夢中になっている時って

 

 

 

良くも悪くも洗脳状態で

 

 

 

 

他人から見れば

 

ある意味

 

 

狂気の沙汰です。

 

 

 

 

 

 

自分らしく……

 

 

最近になって

 

 

 

両親からの呪縛が

 

解き放たれたからなのか

 

 

 

 

すっぴんでいることが増えました。

 

 

 

 

マスクという

 

最強アイテムが

 

義務化されている恩恵もあり

 

 

 

 

近場に出かけるくらいなら

 

 

「これでいいや」

 

 

と安易な方を選べます。

 

 

 

 

 

 

あんなに夢中になっていた

 

アンチエイジングも

 

どうでもいい感じになっています。

 

 

 

 

 

かと言って

 

 

 

自堕落になったわけではなく

 

 

 

いい意味で

 

力みが取れたかなと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

身だしなみやおしゃれが

 

どうでもよくなったわけでは

 

決してなく

 

 

 

 

 

人前に出る時には

 

お化粧しますし

 

 

ピアスやリングも付けます。

 

 

 

 

 

いくらお気に入りでも

 

くたびれ果てた洋服は

 

処分します。

 

 

 

 

50代女には痛々しい

 

ミニスカートや露出多めの服も

 

処分しました。

 

 

 

 

 

かつて

 

寄せて上げて捻じ込んだ

 

甲冑のごとき補正下着も

 

残すところ数着です。

 

 

 

 

 

 

病人がドン引くくらい

 

飲んでいたサプリメントも

 

今や厳選した1種類のみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、目指すところは

 

 

 

醜く散らかった

 

脂肪を落として

 

 

しなやかな身体を手に入れる

 

 

 

ということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しつらえなくても

 

 

内面に蓄えた豊かさで

 

美しさを醸し出せるのが

 

 

年を重ねた女の魅力……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

って

 

妙に色っぽさの漂う

 

赤く染めた唇で

 

 

言い放ちたいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「癒楽道アート」として作品を作り、販売しています。
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見る人によって感じ方は異なります。あなたにしか感じられない
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前を目指す方におすすめしたいアートです。

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